日本初登場の「トリガー型」電動フォローフォーカス【SILENCER Pro】

昨今はGH4などのミラーレス一眼やEOS70D等での動画AF機能向上が著しく、本格的な4K時代にはAFがデフォルトになりそうな予感ですが、
MFでしか表現できない画を求める人々がいるはず!
といいながら、改めてフォローフォーカスの操作の難易度を実感している担当者です。
一眼動画を撮ってる諸先輩方に見られると恥ずかしいのですが、肩載せリグでフォローフォーカス触るのって、どうやってバランス取っているのでしょうか。

リグ画像
フォローフォーカス触ったら片手でリグを持つことに・・

ハンドヘルドギンバルなんて、もう無理ですよね。
被写界深度深めに撮影するのが定石だというのも頷けます。

3軸ギンバル
Varavon Birdycam II

【単独オペレートのフォーカスコントロール】

そんな悩みを抱えていた人がアメリカにもいました。
そして気が付きます。
「リグ持ってる時でも指は動くじゃないか」
24Shotsのボブさんは、早速KickStarterでファンディングを開始。
目標額の3倍の資金を獲得し、満を持して発表した商品が「SILENCER シリーズ」です。

SILENCER Pro
SILENCER Pro

弊社では昨今の円安の中、果敢にも取扱を決定。国内初上陸です。
まずはベーシックなSILENCER Proをラインナップしました。
おすすめしたい方はズバリ「手持ちリグで両手が塞がるけどマニュアルでフォーカスをグリグリしたい方」
もちろん、新しいもの好き、ガジェット好きな人にもお勧めです。

【実際に使ってみて -良いところ-】

15mmロッドを採用する標準的なリグシステムへの導入がスムーズなので、お手持ちのリグに組み込むことも簡単です。
オリジナルのクイックリリースプレートとベースブロックが付属しているので、リグを使わず三脚に固定して使う場合も想定。
用途やリグの形状、スペースに合わせて3種類のセッティングが可能です。

オリジナルのベースプレートでは3種類のセッティングが可能です

連続使用可能時間の公開は無いのですが、「デイユースで4日間使えた」とはボブさん談。
ずっとモーターを回しっぱなしという機材ではないので、電池の持ちはいいと思いますが・・・(利用前には必ず充電を。)
フォーカスリング保護用のクラッチ機能を備えており、各レンズに合わせたセッティングが可能です。

先端のナットの締め具合でクラッチが制御できます

【実際に使ってみて -注意点・イマイチなところ-】

ざっと使ってみて、気になるところが出てきました。
正直にお伝えします。

  1. ピーキング機能付モニタ推奨。
  2. 各部端子がか弱い。
  3. レンズリングの伸縮性の無さ。
  4. 駆動音がそんなにサイレンサーじゃない。(@高速回転時)

1番は、本システムだけでなく、信頼性の高い効率的なフォーカスコントロールには必須ですね。
目の前にモニタが有る事が望ましいです。
私はATOMOSのNINJA BLADEを利用しています。
(TAKEさんでお世話になりました。)

2番は要改善点として、メーカーにリクエスト済み。
システムがコンパクトに収められている分、コネクタが極めて小型化されており、抜き差しは慎重に行う必要がありそうです。

3番も要改善点として、メーカーにリクエスト済み。
付属のレンズリングはオリジナルの造形でベルトギアのトラクションをより高めたい時に利用します。
ただし、伸縮性がいまいちで、使えるレンズが限られるという残念な仕様。
また、レンズリング本体が幅広な為に、フォーカスリングの幅が狭いレンズには使えませんでした。(Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRにて確認)
別途、リングギア用のギアユニットの導入も有効ですが、
別用途のシリコンゴムリングが使えないか、思案中です。

160mm径の他に、150、170mmがあります

私はダイレクトにベルトを使っています。

そして、大トリの4番がなんとも言えません。
名は体を表す、では無いのがスタートアップ製品の愛でるべきところ(と勝手に思っています)
低回転では非常に静かですが、一気にトリガーを引き高回転で回すと、実に盛大な音が発生します。
レンズ内蔵超音波モーターの静音性に慣れていると、ちょっとびっくりの音です。

もちろん、カメラの内蔵マイクは音を拾ってしまうのでNG。
超指向性の外付けマイクでも、オンカメラだとちょうどマイク下にモーターロッドが来るのでNG。
悩んだ挙句、出てきた私の解決策は「出来るだけSilencerからマイクを離す」でした。

リグ装着例 マイク離しました・・
リグ装着例 マイク離しました・・

モニターアームをマイクスタンドにしました

そもそも仕組み上、ギューンとフォーカスを動かして合焦させるなんて無理なので、あまり高回転での利用は無いのですが、
全ての領域で静音性が確保されているのが望ましいことに変わりはありません。
メーカーに問い合わせると「マイクから離してくれ」とまさかの回答。
曰く、「他の電動FFと比べても音は小さいよ!」とのことですが、どうなんでしょうか。
とにかく、現時点では私の解決策が正しいようです。

【トリガーコントロールが心地いい!】

とはいえ、指先の力加減でフォーカスやスピードがコントロール出来るのは、感動的です。
思い通りのコントロールには相当の練習が必要になるかもしれませんが、
その価値は十分にありそうです。

ダブルグリップ仕様のリグを使った場合、
両手をグリップしながらフォーカスをコントロールできるので、撮影時の安定感は格段に増しました。
単独オペレートの手持ち撮影では効果抜群でしたよ。

左手ハンドルにトリガーをセットしました。
左手ハンドルにトリガーをセットしました。

 

【一緒に育てたいベンチャープロダクト】

まだまだ伸び代がありそうな本プロダクト。
「SILENCERは俺が育てた!」と将来的に一緒に言ってくれる方、ぜひお手に取っていただきたいです。
ユーザーである貴方からのフィードバックが製品成熟の鍵になる醍醐味を、是非味わってみませんか?

商品詳細ページ

 

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