【アクセサリ比較】定番ソフトボックスの光と影【角型?オクタ?浅深どっち?グリッドの効果?】

アンブレラ、ソフトボックス、オパライト、etc。
オムニバスがラインナップする「モノブロックストロボ用の様々なアクセサリ」を同一条件でテストしました。
色温度の変化、光量の減衰量など、少しややこしい数字も交えながら紹介していきます。「照射範囲」や「影の出方」等は画像を見ただけで分かるので、アクセサリ選定で悩む方の参考になれば幸いです。

今回はソフトボックス系の比較をしてみました。前回はアンブレラを特集、アンブレラと
前回はアンブレラを特集
http://omnivas.jp/2016/02/04/item/post-3360/
アンブレラとソフトボックスの違いをモデル撮影で実感
http://omnivas.jp/2017/06/15/item/post-4971/

※JINBEI/Bowensマウント互換のアイテムはJINBEI DII-200ではご利用になれません。
※製品の仕様は予告なく変更となる場合があります。
※測定パラメータはテスト環境におけるデータです。全ての環境でこれらを保証するものではありません。傾向としてご参考下さい。

撮影条件

カメラ位置、ストロボ位置等は固定。セコニックの露出計とカラーメーターを用い、入射光をベースに各種パラメータを測定しました。

【比較アクセサリ】
【テスト撮影環境】

壁、床、天井3面が白のスタジオ

【使用機材】
【初期状態】


flash-directアクセサリを何も付けない状態で直射


flash-directアクセサリを何も付けない状態で直射(クローズアップ)

カメラ設定
  • シャッタースピード(SS):1/125秒
  • 絞り(f):f/8.0
  • 感度(ISO):ISO100
  • ホワイトバランス(WB):5600K
  • 焦点距離:24mm
ストロボ設定
  • 距離(ストロボー被写体):200cm
  • 距離(被写体ー背景):130cm
  • 高さ:170cm
  • 照射方向等:7時の方向から約-30度の角度
  • 出力:150Ws相当(最大値6.0の400Wsストロボ使用。1.5段絞りの4.5表示にて使用)
  • 直射光量:f8.0(アクセサリ未装着でモデルに直射した時の入射光実測値)

定番商品をテスト

スタジオ利用に最適な3種と、深型の折畳みソフトボックスをテストしました。これらの製品全てに、インナーとアウターにディフューザーが付属し、オプションでグリッドが用意されています。
今回は、ディフューザーを2枚付けた状態とグリッドを装着した例をテストしました。(DSB-90のみグリッドテスト無し)

【US-70100】

【US-70100+グリッド】

【US-30140】

【US-30140+グリッド】

【US-120】

【US-120+グリッド】

【DSB-90】

グリッドの有無で並べ替え(DSB-90除く)

【グリッド無し】

【グリッド有り】

測定値一覧


ここをタップして表示Close
アクセサリ中心光量色温度演色性Ra
ダイレクト(基準値)f8.05694K97.0
US-70100f8.05700K97.1
US-70100+グリッドf5.65910K97.4
US-30140f6.35765K97.3
US-30140+グリッドf4.55943K97.7
US-120f8.05645K97.1
US-120+グリッドf6.35664K97.2
DSB-90f105539K97.3

【まとめ】

  • 中心光量:US-30140(細長)を除いて光量減衰無しか微増。グリッド装着で2/3段〜1段の光量減衰。(中心光量のみ)
  • 色温度:ディフューザーやソフトボックスの個体差等があるが、色温度はやや上がる傾向だが変化は穏やか。グリッド装着時の変化量は大きめ
  • 照射範囲:USシリーズには意外と差が無いように見える。グリッドを付けると全体的に範囲は狭まるが傾向は同じ。但し、DSB-90の照射範囲は狭い
  • :背景に落ちる影を見ると、発光面の形状・大きさに応じた形になっている。グリッド装着で影の輪郭が強調されるが、US-120については変化が少ない。

やっぱり奥が深い「ソフトボックス」

アンブレラと異なり、ソフトボックスは狙ったところに拡散光を照射する事が得意です。で、角型や八角形など様々な大きさ形があります。実際に発光させてみると、光や影の状態に特徴が現れることがわかりました。

ディフューザーが貼られている面の大きさを「発光面積」とすると、発光面積が大きいほど均一でソフトな光ですが照射範囲にはさほど影響しないように見受けられます。特に今回テストしたUSシリーズは長辺が100cm以上有るため、差が出にくかったかもしれません。また、前面ディフューザーがソフトボックスの面に近いことも照射範囲が広がる要因になりそうです。被写体とソフトボックスの距離が小さいほど、照射範囲の違いが明らかになると思うので場面によって使い分けたいですね。

差が大きかったのは背景に出来る影でした。発光面が大きいと被写体を包み込むように背後に光が回り込むので、US-120の影が最もソフトに見えます。

一方、DSB-90の照射範囲が狭いのは深型なため発光部とディフューザー前面との距離が長い事が理由になりそうです。背景に落ちる影の輪郭が穏やかな所を見ると、フォーカス効果とディフューズ効果を両立しているアクセサリであると言えそうです。

使い分けとしては、スタジオでのメインライトとして「US-70100やUS-120」、サイドやエッジライトとして「US-30140」が定番でしょうか。特に、人物のメインライトにはUS-120等のオクタゴンが良いと思います。DSB-90は集光効果を活かして大光量ストロボと組み合わせたロケライティングが捗りそうです。

今回登場した機材

ソフトボックス

ストロボ関係

URL :
TRACKBACK URL :

コメントフォーム

*
*
* (公開されません)