マッソー!マッソー!マッソーライティング!

マッソー!マッソー!マッソーライティング!

「写真を撮るときに気をつけている事は?」と聞かれることがあります。
さまざまありますが、筆者は特に「異性と子ども」のモデルさんには触れないように心がけています。ですがどうしても他人の手が必要な場面があるので、作例撮影などでは女性のアシスタントさんやメイクさんに同伴してもらうことが多く、撮影のハードルが日々高くなっていくのが辛いところです。

そんな中やって来たのは、異性でも子どもでもない歩く冷蔵庫

え?

触りまくりですよ。
なるほどー、カブトムシの裏側ってこうなんだ。昆虫すごいぜ!

「フィジーク」と呼ばれるボディーメイキングの競技選手をしている彼は、店長の同級生。成果を記念に撮っておきたいとのことで撮影依頼と相成りました。
撮った写真をSNSに載せていいか聞いたら、「(載せるの)俺の筋肉?いいよ!」と筋肉語で快諾してくれました。期待を裏切らない満点回答、ありがとうございました。

撮影例とカメラ設定

フィジーク選手の肉体美

カメラ設定
  • シャッタースピード(SS):1/200秒
  • 絞り(f):f/8.0
  • 感度(ISO):ISO200
  • ホワイトバランス(WB):5200K 
  • 焦点距離:70mm

使用機材

撮影セッティング

撮影風景、撮っていなくてごめんなさい。ソフトウェアでシミュレーションしたのでそちらを掲載します。

セッティング例
Vincentさんです。

被写体からカメラを見たときに、正面やや高めの位置からメインライト。被写体の輪郭を強調するために被写体の両サイドやや後方から2灯。
メインライトには白のビューティーディッシュ。グリッドをつけて指向性を強め、光のコントラストを強調しました。絞りはf8.0〜に設定して輪郭をしっかり表現します。

ライティング界のスト○ングゼロ!実は曲者なアクセントライト

陰影を強調するようなアクセサリを使った「メインライト」と、輪郭強調のための「エッジライト」で構成されています。
このエッジライトや背後からの「バックライト」は、スパイス的に扱われることが多く「アクセントライト」として種別されています。
手軽に効果を得やすい反面、やみくもに使っていると「バックライト芸乙」などと揶揄され心を壊した人が続出と伺っておりますので、慎重に取り扱うのが吉。(店長調べ)

そんなわけで、欧米で「ヒーローライティング」と呼ばれるこのライティング、マッチョな撮影ではゴリゴリに輪郭を光らせることが多いらしいのですが、今回はポージングに合わせて光量バランスを微調整しながら撮影を進めました。

白から黒に!一手間で変わる背景コントロール

背景は黒に見えますが、実際には白です。白い背景をグレーや黒に見せるポイントは

  • 光が広がりにくいアクセサリを使用する。
  • 背景と被写体の距離を十分に離す。
  • 光が漏れている場所を画角に入れない。

以上を踏まえて「背景に光が当たらない」ようにライティングを組み立て、撮影を行います。
露出差、輝度差を使った背景コントロールの手段です。ある程度はこれで撮れますが、細かいところは現像処理で調整しました。
同様に、いろんな背景を黒く写したり白く写したり(=白飛びさせる)することができます。比較的応用しやすい考え方だと思いますので、ぜひお試し下さい!

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