宝石などの光モノは、撮影場所の環境光(部屋の天井照明や窓から入る外光)が映り込んでしまうので、難易度の高い被写体といえます。
そこで今回使用したのが『撮影ボックス TS400』と撮影用ライト『モーニンググローリー トップライトセット』です(モーニンググローリーは完売しました→後継機はLEDライト『EFII-60』となります)。
本ページに記載の蛍光灯ライト『モーニンググローリー』は販売を終了いたしました。後継機は光量、色温度、演色指数、マウントが改善された『EFII-60』となり、『モーニンググローリー』同等以上にご使用いただけます。
こんな記事も読まれています
「撮影用ライトならどっちを選ぶ!? 蛍光灯ライト vs LEDライト」
撮影環境にある他の光の影響を防ぐため、撮影は太陽光が入らないような窓のない部屋で天井の照明を消して行いました(明かりは撮影用ライトのみとなります)。
撮影セッティング
カメラ等のセッティングは上図の通りで、追記として、
★手ブレを防ぐために三脚を使用
★感度(ISO)を100など、一番低い数字に設定
とします。
撮影例
試し撮りをしながら露出補正(+/-のアイコン)の数字を上下させて、好みの明るさを見つけながらの撮影結果がこちらの写真です。ピントは右側のアクセに合わせました。
『撮影ボックスTS400』を使用したことで、アクセサリーへの不要な映り込みがなくなり、かつ撮影用ライトの光りが全体にまわって程よい輝きも得られました。
撮影セッティング-2
『撮影ボックスTS400』を使用しない撮影方法もご紹介いたします。背景となる赤い布の上に被写体を置き『モーニンググローリー トップライトセット』をほぼ真上にセット。この写真では説明のためにライトの位置を高く上げていますが、実際の撮影時は被写体の上方50cmくらいの高さまで下げています。
撮影例-2
撮影結果がこちらです。撮影セッティング-2を見ると、何やら被写体のそばに紙切れ(A4のコピー紙)を配置させていますが、これはレフ板(光りが届かない場所を明るくするための反射板)であり、また被写体の反射面を白くするためにあえて映りこみをさせるための細工です。これがあることで、左側の黒いリボンの反射面にアクセントをつけることができました。
コメントフォーム