LIGHT400は使えるのか?破格のバッテリーモノブロックストロボを試す。

上海に本拠地を置く「80LIGHT」社は、独自の無線制御技術を持った技術集団。昨年、ストロボメーカーと共同で「LIGHT400」と専用リモコンの「TITAN100」を開発しました。
LIGHT400はバッテリー交換可能なモノブロックタイプのストロボ。400Wsの出力を持ちながらAC電源を必要としないので、場所を選ばず本格的なライティングが可能です。専用リモコンであるTITAN100との組み合わせで、グループ機能による多灯制御、CanonまたはNikon機でのTTL、更に光量ロスの少ないハイスピードシンクロといったトレンド機能を実現出来ました。

オムニバスでは独自のルートで直販体制を築いており技適認証を取得した製品を販売中です。弊社名義で取得した技適認証のため並行輸入品や類似品には適用されません。ファームウェアの違いで動作しない事があります。弊社直営店、契約店以外でのご購入品や譲渡品に関するサポートはお断りしております。

先日、ご縁が会って沖縄のレジェンド的ハードコアバンド地獄車のアーティスト写真撮影に機材提供をいたしました。撮影場所は沖縄市内にある「スタートアップカフェ コザ」。ロケには充電式のバッテリーストロボがぴったりです。実際の使用例をレポートします。

男前が滲み出る立体感を。3灯のハードコアライティング

事前に撮影イメージを伺っていたので、予め機材選定をして現場に持込み、細かい設定を行いました。メンバー4人を個別に撮影、合成した完成写真がコチラです。

地獄車アー写(公式FBページより)
地獄車アー写(公式FBページより)

【使用機材】
【ライティング】
セッティング

セッティング
IMG_2942

撮影風景

LIGHT400を褒めたり褒めなかったりする

使える上にコストパフォーマンスが凄い機材ですが、新興ブランド故の使い勝手だったり、OEM製造故の弱点などがあるのです。実際に手にして分かる「良いところ」と「悪いところ」を正直に挙げてみました。

良いところ
  • 2Kg弱の重量。クラス最高水準の軽量ボディ
  • フル発光で3秒を切るリサイクリングタイム。
  • 光量ロスの少ないHSS、他社
  • TTLで発光量一発決定。結構使える。
  • 高精細、高コントラストの見やすいLCDディスプレイ。何故か配色を変えられる。
  • 高輝度LEDモデリングランプ。
  • TITAN100(受信機モード)を装着した純正スピードライトと同調。ライトブラスターと連携OK
  • 当店オリジナルの2年保証付帯
  • 悪いところ
  • ティルトハンドルがチープ。重いアクセサリは取り付け出来ない
  • JINBEI/Bowens互換のマウントながら、JINBEI製品の爪が浅いため適合しない場合がある
  • 付属するのがソフトケースで、保護目的としては不満。
  • TITAN100の操作感に癖あり。慣れが必要。
  • 出力帯毎の色温度変化が大きい
  • Profotoが採用するTTLでの設定値をマニュアルモードに引き継ぐ「ハイブリッドモード」の搭載はない
  • おしゃれデザインではない
  • 高級機と比べれば色々言いたいことは出てくるのですが、10万円を切る価格と国内基準準拠、保証内容を考えると必要十分な品質・性能ではないかなと自負しております。利用スタイルが合えば素晴らしい相棒になってくれると思います。是非ご検討下さい。
    ところどころ、「ハイスピードシンクロ時の光量が大きい」と書いておりますが、なんぞや?という方は比較記事をご参照下さい。

    協力

    < 地獄車 レーベルサイト >
    < 地獄車 Facebookページ >
    < スタートアップカフェKOZA (撮影場所) >
    < CallingCard D&P(撮影・ディレクション) >

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