「自慢のイチゴ、いい感じに撮ってくれ」
いい感じ・・
打ち合わせを重ねると、なんとまあ深い世界でした。
一粒一粒、本当に愛情がこもっているんだなと改めて認識します。
ちょっと、いや、だいぶ緊張してきました。
単品写真、調理済み品写真、人気(ひとけ)を感じる写真、すべて室内で撮影しました。
撮影スペースはおよそ4畳半。
部屋の中にある梁や窓枠を活用し、オートポールやクランプを駆使した省スペースライティングですが、
長手方向スペース出せば(約6畳ほど)、カメラを引いて人物撮影(切り抜き前提)もいけちゃう感じです。
「〇〇の撮影、どのくらいのスペース使うの?」
と気になる方には、少しお役立ち情報になるかもしれません。
ぜひご参考ください!
- 使用機材
- HD-2Max
- JHD-200PRO
- JHD-400PRO
- JHD-610PRO
- ライトスタンド各種
- ソフトボックス各種
- 背景紙(ハーフサイズと端切れ)
※すべてバッテリーストロボで揃えましたが、ACタイプでももちろんOKです!
作例
作例その1:単品写真
はじめに白状しますが、イチゴを突き刺して固定しているピックはフォトショップでゴニョゴニョと…
いかがでしょう、この写真。飛沫の素材などと組み合わせたグラフィックにも使えそうです。
【セッティング】
センチュリースタンド、グリップヘッドでイチゴを固定。照明はストロボ3灯、うち2灯はソフトボックスでサンドイッチ、1灯は背景を照らしました(後述)。
HD-2maxの発光部形状(丸形)とズーム機能を駆使して、イチゴの真後ろに円形のグラデーションを作ります。LEDのモデリングランプを使って位置調整→テスト撮影→光量調整、で丁度いい塩梅を探しました。
作例その2:人物あり写真
切抜きで使えるよう、白背景で撮影しました。
【セッティング】
撮影環境の都合上、機材の設置場所にいろんな制約がありました。が、ちょうどいいところに梁があったので、フロントからのライトを逆さに釣ることに。ここで大型のジョーズクランプが活躍しました!
なお、ストロボを逆さに釣る場合は安全対策が一番です。現場では必ずワイヤーなどを使うなどした対策をお願いします。
作例その3:調理済み写真-1
イチゴのスムージーをこさえてパシャリ。
夏っぽい感じを出したかったので、太陽さんさんな感じのヤシの葉っぱを使って影をつくるという力技に出ました。
【セッティング】
左手、窓辺にあるHD-2maxの前にヤシの葉をおいて、影を作りました。
腰窓にピッタリガッチリはまる、ショートオートポール(珍しい!)に、これまたジョーズクランプで照明を配置。ライトスタンドと違い、コンパクトにライティングが組める便利アイテムです。
作例その4:調理済み写真-2
セッティングの画像を取り忘れてしまう失態を犯しました…
向かって左右、トップライトの3灯ライティングだったと思います。
と、イチゴを主人公にした撮影例のあれこれ、ご参考いただければ幸いです!
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