【皆大好き】オパライト・ビューティディッシュのススメ【4变化】

【皆大好き】オパライト・ビューティディッシュのススメ【4变化】

たしか「オパライト」はバルカーかどこかの商品名、「ビューティーディッシュ」は一般名称(総称)だったと記憶しています。(間違ってたらごめんなさい)
明暗のグラデーションが美しく、肌やメイクの質感を印象的に表現出来ることから、名称の通り、ビューティー系の撮影で重宝されている定番アクセサリです。(間違ってたらごめんなさい)

ビューティーディッシュの構造上の大きな特徴は、光軸を遮る位置にある円板だと思います。便宜的に遮光板とか反射板とか言っているのですが正式名称はわかりません。(間違ってたらごめんなさい)

これがお皿

ストロボからの光は反射板に反射し、更にビューティーディッシュ本体内部に反射して「ドーナツ状の光源」になります。ではその光源から発する「光線」はどうなるのか、試してみました。
弊社で販売中のJINBEIブランドのビューティーディッシュは、反射面が白ディフューザー(付属)グリッド(オプション)がアクセサリとして用意されています。ストロボ接続用のスピードリングアダプターを交換することで、Profoto社を含む対応各社の互換品としてご利用いただくことも可能です。

白オパライトの照射光

旧型機のモノブロックストロボ、DM3-400Vでテストしました。
DM3はリフレクターと呼ぶには小ぶり過ぎる「立ち上がり」が発光管周辺に装備されています。
色白モデルの顎先で入射光を測定、f8.0になるように各出力を調整しました。それだと色白モデルさんの反射がキツくて光線の状態が見えなかったので、後処理で1.3段ほど露光量を落としています。

■アクセサリ別の光線4变化
画像から無理やり言葉で説明すると、以下のような特徴が見られると思います。

  • ビューティーディッシュのみドーナツ状の光量分布のまま
  • +ディフューザー:拡散されて光量分布が平均化照射範囲拡大
  • +グリッド:集光されて光量分布がスポット化照射範囲減少
  • +グリッド+ディフューザー:集光されながら拡散され光量分布が平均化照射範囲拡大

みんな大好きオパライトの4变化(かわいこちゃん編)

モデルさんにご協力いただいて、白ビューティーディッシュの実例を撮影してみました。ビューティーディッシュでは定番のカメラマン頭上から照射するライティング。

  • ストロボ:LIGHT400
  • カメラ設定:F4、1/160秒、ISO200、60mm
  • モデル両サイド:黒カポック
  • フロントややトップから1灯
  • モデルから背景までの距離:約1.5m
セッティング



背景への光の回り方、シャドウ部への落ち込み方(グラデーション)、露出維持の為に必要な光量の増減から、前項のテスト結果が概ね反映されたと思われます。どの光が好みでしょうか?

銀と白は違う?Profoto純正ソフトライト・リフレクターを試す

ビューティーディッシュには内面が銀(内銀)のものがあります。どちらかと言うとそちらのほうがメジャーかも知れません。
一般的に反射面が銀のアクセサリは、直進的に光を反射させる傾向があり集光性能に優れています。銀のアンブレラなら反射面の数だけ影が出来ますし、リフレクターも内側の梨模様が影に写ります。
ということは、「銀のビューティーディッシュは中心部に集光し、光線のドーナツ化に影響する」可能性が予想できます。試してみましょう。

ProfotoB1に2種類のビューティーディッシュを取り付けて同じ位置からの照射テスト。弊社取扱の「ビューティーディッシュ白」と「Profoto純正のソフトライトリフレクター銀」です。

純正ソフトライト・リフレクター銀の場合、中心部の光量は白タイプ比で増加しました。予想通り、銀タイプは集光効果があるようです。明暗のコントラストはより明確になり、肌の質感を際立たせるドラマチックな光質を得られそうです。もちろん、純正/非純正の違いはあるのですが、傾向としては遠からずかなと思います。

※中心から周辺部にかけての一部分で円周状の光量落ちがあります。ストロボヘッドによっても変わりえる光量分布の為、B1での傾向として御覧ください。

バストアップ撮影の美しい光なら「ビューティーディッシュ」

いかがでしたでしょうか。ビューティーディッシュの光質について検討してみました。

フロントトップからのシンプルな定番ライティングで、簡単に美しく撮れるビューティーディッシュ。(色やサイズにもよりますが)アンブレラやボックスで同じライティングを行うと、立体感の少ないフラットな仕上がりになりがちですが、ビューティーディッシュならハイライトを残した程よい艶感と美しい陰影が際立ちます。
顔の向きに合わせて位置や角度を変えるもよし、アクセサリ装着でバリエーションを楽しむもよし。
いずれにしても出来るだけ被写体に近づけて利用することで、アクセサリの特性を最大限にご利用いただけます。比較的小型のアクセサリなので、撮影範囲としてはバストアップくらいがおすすめです。ひと味ちがうポートレート撮影や、小スペースでカットモデル撮影を行うサロンさんにもおすすめです。

なお、ビューティディッシュのご利用には光量に余裕のある中型以上のモノブロックストロボがおすすめです。JINBEI 500Wsスタジオモノブロックストロボ DM-5(商品紹介ページへ)なら、500W/Sの大光量で、光量ロスの大きなビューティーディッシュでも余裕のライティング。明るいLEDモデリングランプは、暗くなりがちなスタジオ内でもピント合わせにお役立て頂けます。

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