本ページに記載のLEDライト『EF-60』は完売いたしました。後継機は光量、色温度、演色指数、マウントが更に改善された『EFII-60』となり、『EF-60』同等以上にご使用いただけます。
こんにちは。機材屋オムニバスの店長です。
以前、酒の勢いで企画してアップした記事が存外に人気でございまして、ありがとうございます。多謝。
重厚感と胡散臭さを演出する、簡単お手軽な1灯ライティングでした。
コツはアンダー目の露出とモノクロ化という反則技。モノクロの話するとめちゃめちゃ面倒な論争とか説教に巻き込まれることありませんか?モノクロに最後のいちご食べられたとか、モノクロのせいで単位落としたとか、何か辛い過去でもあるんでs(ビール瓶じゃないもので殴られる音)・・モノクロとか言ってすみませんでした。
可愛がりも程々に、今回は「2灯あると色々便利にライティングできます!」という話です。キッズフォトの現場で使ってみましたので、作例を交えてライティングや特徴をまとめてみました。その前に、今回使ったLEDライトの「EF-60」について、簡単にご紹介します。
Ra95超!高演色・高輝度でリーズナブルな撮影用LED
EF-60(A)は当店が代理店を務めるJINBEI社のエントリーモデルLEDライトです。非常に軽量なボディーに高輝度のLEDチップを敷き詰め、60Wという消費電力ながら85W球を6灯使用したフローラに匹敵する光量を実現するびっくり仕様。現在販売中の最新ロットでは、ストロボにも匹敵する平均演色評価数Ra95(最大出力時)を叩き出す、クラス最高レベルに良質なLED光源に進化しました。LEDライトでは不得意だった赤色成分が補われ、人肌の表現を含めて光源上の課題が多く解決されました。「LEDライトは色が悪い」というのも、今は昔の話なのかも知れません。
定常光の最も良い部分は「光線の状態がリアルタイムに見える事とそのまま撮れる事」です。セッティングが素早く行え、フラッシュのような強烈な光線ではないのであらゆる年代の被写体が安心して撮影に挑むことが出来ます。そのままのライティングで動画撮影に移行できることも、大きなポイントの一つです。
※動画撮影の場合にはフリッカーにお気をつけ下さい。詳しくはEF-60の商品ページにて。
フローラとEF-60の定常光対決!!EF-60の詳しい説明も
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こんな環境で撮りました。撮影条件
- 【撮影環境】
- 壁、床、天井3面白のスタジオ。作例2では黄色の背景紙を利用
- 【使用機材】
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- カメラボディ(Nikon D810)
- レンズ(70-200mm)
- EF-60SET JINBEI 60W LEDライト ソフトボックスセット 2灯
- EF-60TS JINBEI 60W LEDライト トップライトセット 1灯(本記事では角型SBを選択)
- 【概要】
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手持ち機材の都合上、望遠ズームを利用しましたが、35mm判換算で50mm以上の焦点距離であれば快適に撮影可能です。
キッズフォトは予想出来ない子どもの動きに対応し、かつ動きを止めることが要求されます。シャッタースピードを出来るだけ速くするため、感度をISO800まで上げました。高感度が許されるなら、更にもう1段ほど上げたいところです。
切り抜きの予定は無いので、絞りは開放か1段絞りくらいのF2.8〜F4.0で設定。子ども写真の雰囲気ともマッチします。
アクセサリは角型ソフトボックスとオクタゴンソフトボックスの2灯体制にしました。オクタゴンは角型に比べて0.3段程光量が強くなります。瞳に写り込むキャッチライトも美しいため、フロントに置くメインライトとして採用しました。
EF-60などの定常光では、ソフトボックスのような拡散型のアクセサリが重宝されます。アンブレラ等のバウンス光も利用できるのですが、絶対的な光量が小さいため、光量ロスの大きなバウンス系アクセサリは用途が限られてしまいます。ただし、光を集光し光量UPが見込めるリフレクターを装着することで、天井バウンスなどで活用出来る事があります。
【作例1】明るさと陰影の両立!キラキラ感あるライティング
ライト2台で被写体を挟み込むライティングです。モデル左側のライトは背景にも当たるような向きと角度で設置。背景からの反射光をフィルインライトとして使いつつ、輪郭を強調する半逆光のエッジライトやヘアライトも演出できました。明るさの中にも、被写体の立体感を損なわないような光を目指しました。
カメラ設定
- シャッタースピード(SS):1/200秒
- 絞り(f):f/4.0
- 感度(ISO):ISO800
- ホワイトバランス(WB):5500K
- 焦点距離:70mm
【作例2】トップライトで立体感を表現+左右の動きに対応!
作例1とほぼ同じ位置関係のメインライトですが、2台目のライトはトップライトとして設置しました。白いカポックで光を漏らさないように務め、被写体が少しぐらい左右に動いても許容出来るセッティングを狙います。トップライトの作用として、髪の毛の質感が際立ちました。
カメラ設定
- シャッタースピード(SS):1/200秒
- 絞り(f):f/2.8
- 感度(ISO):ISO800
- ホワイトバランス(WB):5500K
- 焦点距離:70mm
EF-60TS JINBEI 60W LEDライト トップライトセットは通常セット品にライトブームを追加したパッケージ。ですので、ライトブームを使わなければ通常セットのように、ライトスタンドとEF-60を直結して垂直利用が可能です。
同じ機材でもOK!セッティングで広がるバリエーション
ライトの位置や出力、カメラ設定などで様々な効果を試す事が可能です。特に「ライトの当て方」によりイメージをガラッと変えることが出来ます。まずは「メインライト」を軸にライティングをスタートし、2台目以降のライトを補助的、アクセントとして組み合わせると、様々なバリエーションをお試しいただけます。
お手軽価格のストロボを使った2灯ライティングのバリエーションもご紹介しています。リンク先ではDII-200というエントリーモデルをご紹介していますが、次のような方にはお薦めしたい製品です。
- 外部ストロボが利用できるカメラを使っている
- 手持ちでの撮影が多い
- コストあたりの光量が重要(定常光より明るい方がいい)
- 外光が入る室内で外光とミックスさせたい
- ストロボライティングをとにかく始めたい
お問い合わせも受付中! 撮りたいイメージをお伝えください
弊社では機材導入に関するご質問を承っております。撮りたいイメージを予め検討頂き、お気軽にご連絡くださいませ。
その際、イメージを確認できる参考WEBサイトがあればスムーズなご案内が可能です。
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