【自然光+ストロボ】男性カメラマン、衣装選びがワンピースに行き着く説【MARS3でミックスライティング】

【自然光+ストロボ】男性カメラマン、衣装選びがワンピースに行き着く説【MARS3でミックスライティング】

ご覧いただきありがとうございます。撮影前はレディース服店に入り浸り、男の子店長です。

モデルさんに着ていただく衣装を選びに行くと、店員さんからの白い目はデフォルトなのでもう全然気にしないんですけど、気にしなさすぎて自分の体に合わせてたりするんですよね。無意識ー!!

それは良いんですが、問題は己のスタイリング能力の低さを突きつけられること。あれこれ悩んだ結果、「素材は良い、そのものを楽しんでもらうためには、塩で」みたいな理屈でワンピースに行き着くんです。

この癖、本当に卒業したい。そう思った撮影ですどうぞ!

作例

Nikon D7500のレビュー仕事と重なりましたので、同時に撮ってしまう作戦決行です。さてさて衣装は?!

ワンピじゃん

結局でしたねー。ワンピなんだなこれが。「美女xワンピ」ってもう鉄板ですもんね。上半身だけでもワンピ。ほんでちょっと寝かせてみたりして
思考回路はショート寸前、いや、完全に停止していても成り立つからすごいです。オス!おら、シャッター切るだけの人!

カメラ設定
  • シャッタースピード(SS):1/60秒
  • 絞り(f):f/6.3
  • 感度(ISO):ISO640
  • ホワイトバランス(WB):自動
  • 焦点距離:122mm(35mm換算183mm)

使用機材

撮影セッティング・ライティング

セッティング
セッティング(隠れちゃっててすみません・・)

MARS-3は画像内、Aの位置にセット。風に煽られてソフトボックスの向きが始終変わるので、微調整しながらの撮影となりました。

ストロボ撮影でよく使われる「背景に露出を合わせて被写体をストロボで起こす」というアプローチとは逆なため、所謂「日中シンクロっぽい」表現では無いかもしれません。

現場は東屋の下で背景との輝度差はあるものの、自然光だけでの表現もアリな環境です。今回は「ナチュラルだけどディテールのあるキラキラ感」を演出すべく、自然光とストロボ光を馴染ませることを選びました。

撮影のポイント

  • 開放絞り値が暗い分、光をたっぷり取り込むように、シャッタースピード遅め、感度高め
  • 開放絞り値が暗い分、望遠で背景ボケを演出
  • ストロボは弱め&色温度が自然光と馴染むように
  • ロケにもってこい!MARS-3が自然光との相性◎のワケ

    最小1W/S以下&HSS対応!幅広い出力帯域で細やかな露出制御

    MARS-3ならフルの250W/S出力から最小0.98W/Sまで、柔軟な出力制御が可能です。

    カメラ設定とストロボ出力を微調整することで、自然光とストロボ光のバランスは変えられるので、好みの塩梅まで調整するのが現場での楽しみですね。

    また、ハイスピードシンクロにも対応しているので、今回のような自然光多めのミックスライティングだけでなく、自然光少なめのダークなミックスライティングも可能です。
    人物だけでなく、物撮りなどでハイライトが欲しい時等、「いつでも、どこでも、いかようにも使えるポテンシャル」を秘めているMARS-3は取材撮影の強い味方にもなるかもしれません。

    自然光と馴染む色温度!

    自然光との相性を考えるもう一つの要素、色温度。MARS-3はこの色温度特性がまあまあ良くて、高級機やクリップオンストロボと比べても自然光に近いスペックを持っています。出力の色温度を測定し、色温度の変化量、安定性を表にしました。
    (実際の撮影では自然光というより、被写体に影響する定常光成分ということで「環境光」という表現が適切かもしれません。)

    色温度については、カラーフィルターを使って照明の色温度を整えたり変化させたりする方法、あるいは、光源に合わせてカメラ側の色温度設定を変える方法、様々な手法があります。
    それらの手法から見れば一見無意味な素体の色温度性能も、結果的にフィルターワークに影響する部分ですので、気にしておいて損は無いかなと思います。

    他社モノブロック、スピードライトとの出力別色温度比較

    MARS3と比較すべきはB2かも知れませんが、B1でも大きなズレはないと思います。それにしても優秀なスコアですね。

    専用マウントは不便?実はそんなに悪くないです

    MARS-3は、廉価モデルのモノブロックDII-200と共通のオリジナルマウントを採用しています。各種アイテムは専用品になってしまうのが難点・・なのですが、それぞれの価格が高くないため、導入のハードルは決して高くはありません。

    今回使用したのはロケ用アクセサリの定番、折りたたみのソフトボックス。
    撮影当時、オリジナルマウント用の折りたたみソフトボックスが存在しなかったため作戦会議。GodoxやCactusなどでおなじみの折りたたみレフ風のソフトボックスに、オリジナルマウント用のスピードリングをぶっこんで使ってみました。専用品かな?と思えるくらいのフィッティングでかなり使えました。

    廉価なアイテムが各社より発売されていますが、Amazonなどで買えるものが有名ですよね。ユーザーさんからは「ロゴがいらない・・」というお悩みを聞くことも。その点、作例で使用したCameTVブランドの商品は無印タイプ。未発売なので、たくさんリクエストいただければ仕入れられるかもしれません。

    本記事執筆時点では、折りたたみタイプのオクタゴンボックスが発売されています。よりシンプルな運用で最大限の効果を出せそうです。利用例とともにどうぞ!


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