LEDライトxボール&バルーンディフューザーで撮る「優しい光」のニューボーンフォト

スタジオLEDと相性バツグン!1灯で成立するニューボーンフォトライティング

「ニューボーンフォト」を手がけるスタジオさん、最近とても増えてきました。赤ちゃんやご家族にとって生後間もない外出はハードルが高いため、スタジオと並行して出張撮影サービスも人気のようです。

弊社的に気になるのはやはり光源。時間帯や出張先の環境に関わらず撮影を行うために照明機材を使っている方は多いようですが、使いやすい光を作るのはなかなか難しい場面が多いとのこと。
 
今回は、沖縄県内で人気の「STUDIO PEEPPEEP」さんにご協力いただき、ニューボーンフォトの撮影にとても好評いただいている2種のおすすめアクセサリを試します。常設スタジオに最適なボール型のアクリルディフューザー「DB-50 JINBEI スタジオディフューザーボール50cm(JINBEI/BOWENS)と、持ち運びもできるバルーンディフューザー「DLB-65 JINBEI 折畳式ディフューザーランタンボックス Φ65cmを使った作例をご紹介します。

  • <撮影の要件>
  • 赤ちゃんを柔らかい光で包み込みたい!
  • 自然光も活かしつつ、陰影しっかりドラマチックに!
  • 1灯で完結したい!

ボール&バルーン!二種のディフューズアクセサリ 撮影例

DB-50 JINBEI スタジオディフューザーボール50cm
DB-50 JINBEI 撮影例
DLB-65 JINBEI 折畳式ディフューザーランタンボックス
DLB-65 撮影例
カメラ設定
  • シャッタースピード(SS):1/125秒
  • 絞り(f):f/3.5
  • 感度(ISO):ISO100
  • ホワイトバランス(WB):自動(現像時5400K)
  • 焦点距離:50mm

使用機材

ご家族にも安心感を感じてもらいやすい「定常光」で撮影します。撮影スタジオは低めの白い天井、窓辺ですが直射日光は入りません。トレンドであるLEDライトにディフューズ用のアクセサリを接続し、自然光と馴染ませながらセッティングします。

EF-150-V JINBEI 150WスタジオLEDライト(デイライト)

150Wの大光量高演色が特徴のスタジオ用LEDライト。Bowens互換のJINBEIマウントなので、ソフトボックスを含む様々なストロボ用アクセサリが流用可能です。

DB-50 JINBEI スタジオディフューザーボール50cm(JINBEI/BOWENS)

直径50cm、乳白の球型アクリルボールはやや大きく見えますが、余裕の発光面を稼げる証。ボール内で乱反射した光が全方向に拡散されるため、光量ロスはあるものの素晴らしくソフトな拡散光を得ることが出来ます。フラッシュチューブの性質などにより色温度、色偏差が出ることがあるため、LEDとの組み合わせがベターです。

DLB-65 JINBEI 折畳式ディフューザーランタンボックス Φ65cm

バルーンや提灯のような形状、押し広げるように開閉する折畳タイプのディフューザー。アクリル製のDB-50と似た光質でストロボとの相性が良く、Bowensマウントを装備したストロボなら出張撮影にも便利です。今回はLEDとの組み合わせを試しました。

撮影セッティング

撮影セッティング

脚立を使って俯瞰撮影

  • <撮影のポイント>
  • 陰影を強調するため、赤ちゃんから見て斜め右上位からのライティングに。
  • 天井に反射したLEDの光、窓からの光が補助光として機能
  • LEDを窓の反対側に置くと被写体の影部分が明るくなって、1灯でも全体に光が回ったイメージに。カポックを置くのも

スタジオのメイン採光は東側の窓。午後の遅い時間や曇の日は心許ない明るさです。LEDライトAをメイン光自然光Bを補助的に使うためのセッティングにしました。
ストロボと異なりシャッタースピードによる光量バランスの調整が難しいので、できるだけ明るいライトを用意するのが吉です。
同じ状況で2種のアクセサリを付け替えながら撮影しました。 

まとめ

  • スタジオ内での定常光ライティング、しかも自然光とのミックスという怒られてしまいそうな構成ですがなんとかまとまりました。
  • DB-50DLB-65の光質差は僅かですが、光の拡散力はDB-50が若干優れているように見えます(撮影時環境にて)。DB-50は画角に入ってしまっても小道具的に見せることが出来るお得なルックスです。
  • いずれもJINBEI/Bowens互換マウントなのでモノブロックストロボへの接続もOK。DLB-65は折畳みが可能ですが、据え置きでも活躍します。
ニューボーンフォトは誰でも撮れる?
SNSでは素晴らしい作例が目に止まります。実際の撮影現場では「安全講習を受けたカメラマン」や、場合により「助産師の資格を有する補助員」が様々な演出を行い、画像処理ソフトも駆使することでフォトジェニックに仕上げていきます。見よう見まねで出来そうに思ってしまうこともありますが、取り返しのつかない事故に繋がりますので絶対にやめてください。

 
 
 

EF-150 x DB-50 ソフトなライティング

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