サロモ撮影に効く!ストロボライティングの使える小技[DII-200]

サロモ撮影に効く!ストロボライティングの使える小技[DII-200]

マンネリ打破!カットモデル撮影をもっと魅力的に

最近は、サロンモデル・カットモデル撮影を内製化しているヘアサロンさんも珍しくなくなってきました。かなりレベルが高くて驚きます。撮影機材を本格的に導入されているサロンも多くあり、中には撮影講座をなさっているかたもいらっしゃるようです。すげえ。美容師さんがカメラを持つと鬼にクレーン車、女性ポートレートを撮る上で死角が無くなるなと思うこともしばしばです。

一方、ヘアサロン検索サイトなどでもよく見かけるライティングで割と定番なのは「窓を背に逆光で撮るふんわり写真」。
女性らしさが強調されて可愛く写るのですが、肝心のヘアラインが白飛びしてしまったり、フロント側がのっぺりしてしまったりするデメリットもあるため、簡単そうで実は難しいと思っている撮影方法です。
今回は、「ふんわりの雰囲気残し」でディテールもいい感じに強調できるストロボライティングと機材をご紹介します。

ストロボ有り無し比較!な作例

ストロボ使用、未使用の画像です。



ストロボがあって嬉しい



ストロボがなくて悲しい


カメラ設定
  • シャッタースピード(SS):1/125秒
  • 絞り(f):f/2.8
  • 感度(ISO):ISO400
  • ホワイトバランス(WB):自動(現像時4500K)
  • 焦点距離:85mm

使用機材

ストロボを選ぶメリットは2つ。自然光と馴染みやすいこと、自然光との光量バランスを調整しやすいことです。
ストロボは光の成分が自然光に(他の照明機器に比べて)近いため、自然な発色を得られやすい光源です。また、自然光に負けない最大光量を持ちながら調光が出来、カメラ側のシャッタースピードで自然光(定常光)との混合バランスを調整できるのが大きな特徴です。
アクセサリはアンブレラを選択。ストロボ光をバウンスさせることにしました。ハイライトがしっかり入りつつ、広い範囲に光を拡散してくれるので、背景にも光を回したいときに選ぶことが多いです。

ストロボ、アクセサリ、スタンドのお得なセット商品もどうぞ!お好みでリモコンをお買い足しください。

DII-200 JINBEI イージーストロボ デリカシー200W

低価格ストロボながら、最大出力200W、リサイクリングタイム(発光後の充電時間)が速く、光質の安定性も高いというコスパ抜群のモノブロックストロボ。ハードな使用には不向きですが、はじめてのストロボやサブ機としておすすめです。

UM-100W 100cm 撮影用アンブレラ(白)

反射面(傘の内側)が白、しかも上位製品の「アンブレラPro Mサイズ【白】(100cm/16本リブ)」と同じ生地を使用。ストロボと傘の反射面の距離を変えることで反射光の光質を変えることも出来、ハイコストパフォーマンスながら奥深く楽しめる万能アクセサリです。

L-2100A JINBEI 堅牢フォールディングライトスタンド

従来の折りたたみタイプに比べて開脚半径が広く安定感はピカイチ。収納時の全長も60cmを切るため持ち運びも困りません。ロケにもおすすめのスタンドですが4段もあるため揺れやすく、安全対策は入念に行う必要があります。

撮影セッティング

撮影セッティング

シチュエーションスタジオで自然光ミックスの撮影

スタジオはガクアルベースさん。普段はコワーキングスペースとして公開しているのですが、カジュアルで明るい内装は撮影用途にも最適です。ヘアサロンの環境条件にも近く作例撮影にはぴったりでした。ガクアルベースさんのメイン採光は南西側の窓。この窓からの自然光Bをメイン光ストロボAを補助光として使うためのセッティングにしました。

背景処理しつつ柔らかく撮りたいので絞りはf2.8に決定。最近手が震えて仕方がない筆者的にはSSを速くしたいので感度を400に上げます。自然光をたっぷり使うためSSは 1/125秒で落ち着きました。

モデルさんのヘアラインと背景を照らすようにストロボは窓の反対側に置き、カメラから見て半逆光になるようにしました。カメラ設定に合わせて出力を調整します。(フラッシュ光を測れる露出計があると便利です)

シャッタースピードと定常光&瞬間光の関係って?
カメラは「シャッターが開いている時間=シャッタースピード(以下SS)」の長さによって露光量(=画像の明るさ)が変わります。SSが遅いほど光を長時間取り込み、速いほど短時間しか光を取り込みません。例えば、同じ条件でSSだけ変えた「1/60秒」と「1/250秒」で撮った画像を比べると後者の方が暗いです。
一方、ストロボのような「フラッシュ(瞬間光)」は光っている時間がSSより短いのでSSの影響を受け辛いです(※)。この性質を利用すると、ストロボが当たっている部分の露出は変えずに、自然光が当たっている部分の露出を変える事が出来ます。つまり、何かいい感じにミックス出来るのです。

どこを調整するとどこに影響するのか?を考えてみました。今回のようなストロボを使ったミックスライティングの場合、良い結果を得られやすいかもしれません。

自然光だけを調整 → シャッタースピード
ストロボ光だけを調整 → ストロボの出力
画像全体の明るさを調整 → カメラの感度絞り

※実際には瞬間光が完全に消えるまでは若干時間がかかります。シャッタースピードによっては、完全消灯まで、またはシャッターが閉じるまでの発光量の影響を受けることがあります。

  • <撮影のポイント>
  • 自然光をメイン、ストロボを補助ライトとして使用。
  • 自然光をたっぷり取り込めるように感度↑、絞り値↓
  • 手ブレ防止にシャッタースピード↑
  • ストロボはカメラに対して半逆光になる位置、後頭部に向かって照射。ヘアラインを光らせディテールを見せる。
  • 背景にも程よく光が回り1灯でも全体に光が回ったイメージに。ストロボ位置はモデルさんの顔の向きに応じて成り行きで調整、ややカメラ側に寄せるのも○

まとめ

  • ヘアサロン内での撮影を擬似的に再現しました。窓からの光にストロボ光をミックスしています。
  • 低価格のモノブロックストロボDII-200の傘バン(アンブレラに反射させる)ライティングで、再現性も高く簡単に導入できます。
  • カメラで基準の露出を「絞りと感度」で設定し、自然光とストロボ光の反映バランスは「シャッタースピード」で調整するようにしています。
  • 自然光の光量が小さい場合はLEDライトなどでも代用可能です。設定出来る懐の深さ、機材のコストパフォーマンスはストロボの方が有利です。

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