本ページに記載のLEDライト『EF-60』は完売いたしました。後継機は光量、色温度、演色指数、マウントが更に改善された『EFII-60』となり、『EF-60』同等以上にご使用いただけます。
ご来店ありがとうございます。オムニバス店長です。
年を重ねるにつれ、風景や物事の些細な変化に気が付かなくなっている気がします。
[違いがわかる男]に僕もなりたいダバダ~と意気込み、女性スタッフに「髪切った?」と聞く訓練をしているところですが、一般的にはセクハラ認定まっしぐらだそうで、そもそも切っていなく、違いのわからなさを露呈したところでエンディング。
いいもん!ライティングの違いだけわかればいいもん!メイン・フィルイン・アクセント!
理系ヅラした中年店長が脂質たっぷりにぶりっ子したところで、突然ですが問題を一つ。
次の写真は「自然光」と「LEDライト」のどちらかだけで撮りました。どっちがどっちでしょうか。
正解はAがLED、Bが自然光でした。
撮った本人である筆者は、記事に貼り付けるときに一旦わからなくなりました。違いのわかる男になりたいダバd。見慣れている方にとっては問題にすらなっていないかもしれません。失礼しました。
自然光と言っても直射日光ではなく、南東側のカーテンの無い窓から入る光です。外の建物、通り、雲などに反射した光ですね。
LEDはJINBEIのEF-60オクタゴンセットを1灯使用しました。
厳密に言うと光の当たり方が違うので単純比較にはなりませんが、悪くないんじゃないでしょうか。
何が言いたいかといいますと「撮影用の照明機材を使えば、自然光で撮ったような写真を再現できますよ!」ということです。それではレッツ!
ビジュアルで決まる?手作り雑貨のWEB通販
Creemaや minne などの直売サイトが盛り上がっている影響もあってか、作家さんや職人さんからのお問い合わせを頂戴する機会が多くなりました。
当該サイトを見るとトップページに掲載された作品はどれも写真が良くて、情報と魅力がうまく伝わってきます。作品をしっかり魅せるビジュアル素材は、買い手にとって安心感やブランドを感じる要素となり購買率にも直結するそうです。
自然光で撮影される方にとっては「日照条件や時間帯」、室内の蛍光灯で撮影する方にとっては「色被り(濁り)」が大敵です。照明機材のメリットは、良い光を安定的に提供できること。良い作品写真を安定的に撮影するために、照明機材の導入は一考の価値あり!です。
明るさ比較!自然光と照明機材はどのくらい違う?
さて、そんな照明機材を初めて導入なさるお客様からいただく質問。
「どのくらいの明るさですか?」
これがダントツで多いです。そして回答が難しい。
ヒアリングしていくと殆どの場合「どのくらいの明るさで(撮れま)すか?」というのがお客様が聞きたい内容なのですが、撮影環境、撮影対象、カメラの設定etcによって変わる事も難しさの理由。
ご存知の通り、明るさに関連する指標はいくつかあります。
カメラが関係する現場では「絞り」「シャッター速度」「感度」のパラメータで明るさ(露出)を見極めることが多くあります。それを測定するのが、露出計(フラッシュメーター)と呼ばれる装置。色々端折りますが、「このくらいの明るさで撮れますよ!」という数字を露出計にはじき出していただいて、明記したいと思います。
今回は撮りたい感度とシャッター速度を先に決めて、被写体の6点で絞り値を測定しました。自然光を基準にして、ライトの出力を調整しています。
測定環境
※露出不足で測定できないところは「–」と表記しております。
自然光
LEDライト(EF-60) 1灯
LEDライト(EF-60)2灯
ストロボ+白アンブレラ(DE-250) 1灯
ストロボ+ソフトボックス(DE-250) 1灯
定常光はやっぱり暗い?高感度と組み合わせて克服!
定常光だけになると、自然光より1段ほどf値が落ちました。つまり、半分くらいの明るさになってしまっています。うーん、期待はずれ?もっと明るいはず?
残念ながら、実は大体こんなものなんです。撮影時は特に「ソフトボックス」を接続して光をディフューズしているので、光量ロスが増える事も多々あります。
思い切って、不足している1段分を補うため感度を上げてみました。ISO400からISO800に変えての再撮影です。
LEDライト(EF-60) (ISO800)
実は、冒頭の問題での撮影は自然光ISO400に対して、LED1灯@ISO800での撮影でした。こすいですね。すみません。
LEDを2灯使っても2倍にならないのはどうして?
ストロボとLEDの光量がどれほど違うのか?光量比のコストパフォーマンスがとんでもない事に
「ストロボは明るい」って言われるけど、LEDと比べてどの程度明るさが異なるのか? 先の作例を並べてみました。
EF-60、DE-250。それぞれオクタゴンボックスを装着した1灯ライティング。
EF-60は100%のフル発光に対して、DE-250は最低から2番目の出力です。おそらく、DE-250の出力を最低の1/32にしてようやくEF-60と同じ程度かと思います。
とすれば、6段分の光量アドバンテージがあるので、感度を下げたり絞りを絞ったり、表現の幅は更に広がります。
難しさと引き換えに圧倒的な光量を使えるストロボ、検討の価値アリ!ではないでしょうか。
得意分野を把握すると全ての機材に出番あり!
いかがでしたでしょうか。照明機材の効果、光量について参考にしていただければ嬉しいです。明るさも大事ですが、どんな光をどのように当てるか?ということのほうが効果に繋がりやすいと思います。楽しみながらあれこれ試していただければそれぞれの鉄板ライティングが出来上がると思います。少しまとめますと以下のような感じでしょうか。
LEDライト
→三脚を使える静物写真・小物撮影、明るいレンズや高感度対応カメラでの撮影に○
ストロボ
→光量が必要、モデル撮影、絞って撮る撮影全般に○
お問い合わせも受付中! 撮りたいイメージをお伝えください
弊社では機材導入に関するご質問を承っております。撮りたいイメージを予め検討頂き、お気軽にご連絡くださいませ。
その際、イメージを確認できる参考WEBサイトがあればスムーズなご案内が可能です。
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