クリップオンとモノブロックと傘バウンスと【光量比較】

クリップオンとモノブロックと傘バウンスと【光量比較】

いつもご覧いただきありがとうございます。通りすがりの見知らぬおばちゃんに、「あい、財布忘れてきたさぁ(笑)」と申告される店長です。

さて、クリップオンストロボをカメラから離して使う「オフカメラライティング」。メーカーの啓蒙活動や無線技術の発達、SNSや動画サイトを通じて認知度が高まり、身近な存在になっています。

弊社でもクリップオンストロボに関するお問合せを頂戴するのですが、生憎ながら扱っておらず、他社さんを紹介したりしなかったり。

紹介するとすれば、純正、Nissin、KPI[Godox]、Profotoが多いです。
「Amazonが安いですよ」が最近の口癖ですが、ご紹介する時には国内正規代理店での購入を勧めています。サポート面だけでなく、出来るだけ国内でお金が回って欲しいなと願いを込めて。地球の(ストロボ愛好家の)皆、オラに外貨を分けてくれ!!

そんな中、現クリップオンストロボユーザーの方から「モノブロックストロボ導入に関する期待と疑問」をお問合せいただく事が増えてきました。現状の悩みはオフカメラライティングにおけるものがほとんど。

  • 光量が物足りない
  • チャージ時間が長い
  • モノブロックを使えば幸せになれるか

3つ目を私が明言すると一気に胡散臭くなるので控えますが、高出力で高速チャージ、オーバーヒートの心配が激減する等のメリットを考えると、超幸せになれる可能性があります。

胡散臭くなったところで本題へ。
オフカメラでストロボを使う場合、直射だけでなくアクセサリを使用することが多いと思います。
意外と知らない?かも知れない「クリップオンストロボの特性」を、モノブロックと比較する形で実用環境にて検証しました。アクセサリは便利に使える白アンブレラ(UMP-100W)です。

クリップオンのズーム。傘バウンスならどう変わる?

クリップオンストロボに備えられる機能「ズーム」。集光機能です。小さな出力をロス無く被写体に届けるためには欠かせない機構で、多分↓みたいな感じで考えられているはずです。

クリップオン
広角で撮影するならまんべんなく光を広げる必要があるけど、望遠で撮るなら広げる必要ないから写る範囲だけに光を届けるべ!(ズームギュイーン)

レンズを使って集光するので、光軸中心の実効光量も大きくなります。(誤解しやすいですがストロボ出力そのものは変わりません)

そして、ハチャメチャにズームした時の光量をGN(ガイドナンバー)として表記していることが多いです。この表記を見て「GN58?!めちゃくちゃ明るいやんけ!集合写真撮りまくろ!!」とナショP代わりにスピードライトを買った写真館さんが、後日頭を抱えて居たのを幾度となく見たことがあります。

ちなみに、モノブロックストロボを含むスタジオ向けのストロボには無い機能で、同様の機能を求めるとすれば集光性能の高いアクセサリを使うしかありません。

そんなズーム機能、傘バウンス(傘バン)ライティングではどうなるの?というテストをしました。ライトスタンドの中心から2m離れた地点に露出計を設置、光軸付近でフル発光時の入射光(f値)を測ります。

1/125秒、f8.0、ISO100、測定機器(被写体)とストロボの距離=200cm

ズームは広角側にしたほうが反射光は明るいようです。また、反射光が広がる範囲も変わっています。

同様に、モノブロックストロボでも傘の「反射面と発光面が近すぎる=傘の反射面の一部にしか光が当たらない」と反射光量が落ちると考えられます。反射光の質感、照射範囲にも影響しますので、好みの距離感で運用したいところです。

モノブロックとの光量差は?実用環境でチェック

クリップオンストロボのズーム機能、バウンス用途なら「ワイド」な照射範囲に設定するほうが光量を稼げることがわかりました。次はモノブロックストロボとの比較です。

登場するのは400W/sのモノブロックストロボ「DM3-400V」。
既に終売しておりますが、私どもが想像していたよりも本当に多くのカメラマン様、スタジオ様に導入していただいた「オムニバス的名機」です。コストパフォーマンスの高さに加え、基本性能、耐久性にも恵まれていました。

後継機には500W/Sの出力を誇る「DM-5 JINBEI 500Wsスタジオモノブロックストロボ」を投入。既に発売から1年近くが経過しましたが、こちらも弊社の主力として活躍してくれています。

先のテスト同様、GN60クラスのクリップオンとモノブロックストロボをフル発光させ、2m離れた光軸付近で入射光(f値)を測ります。

1/125秒、f8.0、ISO100、測定機器(被写体)とストロボの距離=200cm


※モノブロックはリフレクター装着、クリップオンは反射光量最大となる照射角24mmにて測定

中心部光量はクリップオンがf.4.5~5.0、モノブロック(400W/s)はf11.0という測定値。その差は最大2.7段分となりました。

クリップオンストロボの発光管出力は70W/S未満などと言われていますから、発光管の出力差がそのまま反映されていると言える結果かも知れません。そう考えると、クリップオンストロボの照射効率は素晴らしいですね。

ちなみに、同じ条件でクリップオンストロボを直射した場合はf9.0となっています。傘を使うことで「光が広がる」と同時に、ロスが発生していることを示しています。

クリップオンを多灯束ねる力技!

やってやれない事は無いですが、モノブロックですんなり解決しちゃうので積極的にオススメはしません。
もし行うなら、弊社取扱のフラッシュブラケットなんていかがでしょうか。ハンドル付きなので多灯接続したブラケットはさながら筋トレ器具のような重量感。やっぱり私は、シングル接続がおすすめです。

意外と多い悩み・・・「難しそう」

実は「モノブロックストロボを自分に使いこなせるか」という事を気になさる方が多いです。そんな方は意外にも、既にクリップオンストロボでビシバシ撮っている方だったりします。結論から申し上げますと、

無問題です。

ピカッと光るという点では同じ光源。どうぞご安心ください。

もちろん、勝手が違う部分はありますので使いこなすためには経験が必要にはなりますが、もしかしたら、クリップオンストロボの方が操作が複雑かも知れないレベルです。

「ストロボ入門」の方も心配ご無用です。使い方などは説明書をなぞればおおよそ把握できますし、弊社でもサポート致します。導入前のお問合せも歓迎ですので、文末のリンクからメールにてご連絡くださいませ。見たままに撮れる定常光(LEDなど)の方がより簡便ではありますが、写真撮影に特化するならストロボのメリットは大きいです。ぜひご一考くださいませ。

予算と用途にあわせたお薦めストロボ4選

電源の確保に困らない環境なら、据え置きだけじゃなくロケにも使える「AC電源専用のモノブロックストロボ」は、JINBEI社より以下ラインナップをご用意しています。

電源が確保できない環境、屋外ロケ、スタジオのコードレス化が目的なら「バッテリータイプのストロボ」がおすすめです。クリップオンストロボからのステップアップにも。

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