【撮影照明の選び方】アパレル撮影にオススメ!本格ストロボでシンプルライティング

アパレル関連のお客様からのお問い合わせを参考に、多方面で使えるストロボセットを作ってみました。

これまでは、それぞれの商品を個別に購入する手間をおかけしていましたが、1回ポチるだけの簡便さ。どうして今まで作らなかったんだろうかと、社内で頭を抱えております。早速ご紹介いたします。

トルソー撮影からモデル撮影までこなす、2灯のアンブレラセット

【キット】
DE-250 デイリーストロボ 250Ws 商品撮影・モデル撮影 アンブレラ2灯セット

【キット内容】
DE-250 デイリーストロボ 250Ws x 2灯
L-2100A JINBEI 堅牢フォールディングライトスタンド x 2本
UM-100W 100cm 撮影用アンブレラ(白) x 2本
TR-A9 JINBEI無線送受信機セット x 1セット
TR-A9-R JINBEI無線受信機 単体 x 1個

2灯のライティング事例

ローコストで、手軽に、キレイに撮れるライティングを目指してテストライティング。
光の強弱、ライトの向きや高さ、ライトと被写体と背景の位置関係で雰囲気が変わるのが伝わると思います。
カメラの設定(絞りF値、ISO感度、シャッター速度)もご参考くださいませ。特に表示がない場合は、ストロボの出力は最大です。
DE-250 アンブレラ2灯キットは、1灯だけでは実現できない光の環境を創り上げる、最初のキットになってくれると思います。

カメラ設定
  • シャッタースピード(SS):1/250秒
  • 絞り(f):f/13
  • 感度(ISO):ISO100
  • ホワイトバランス(WB):5900K
複写ライティング(同出力)
複写ライティング(同出力)
複写ライティング(出力比1:0.25)
複写ライティング(出力比1:0.25)
簡易背景飛ばし
簡易背景飛ばし
窓からの朝日っぽい感じ
窓からの朝日っぽい感じ
クロスライティング
クロスライティング
トップライト
トップライト

被写体に当てるだけじゃない。2灯だからできる実用ライティング

ライトの位置は共通で、トルソーを前後に動かしました。

被写体に当てる光、背景(被写体以外)に当てる光を切り分けると、様々な表現が可能になります。

背景飛ばしや背景落とし(暗くする)も、この考え方で組み立てる事が多いです。
(上記例の場合は、トルソーの輪郭に当たる光をカットして、トルソー用のメインライトを追加して・・etcで背景飛ばしを作ります)

壁に当てたり、天井に当てたり、ブラインド越しに当てたり、窓越しに当てたり。
2灯キットをおすすめしたい、大きな理由です。

ソフトボックスを使った2灯ライティングは別の記事にて紹介しています。どうぞご参考下さい

ソフトボックス、アンブレラ、それぞれに関する光の描写についてはこちら

平置き撮影もらくらくハイクオリティ◯

トルソーやモデルだけでなく、平置きでの撮影もお任せください。
シンプルな半逆光ライティングで、お洋服の質感を際立たせます。

1灯だけなら陰影はっきりのメリハリライティング↓

2灯ならバランス重視の定番ライティング↓

今回は試していませんが、1灯+レフ板でも程よく光が回って良い仕上がりになると思います。

さて、2灯ライティングのまま、カメラを手持ちに変えてクローズアップ撮影。
質感を伝えられるような写真を狙います。
撮影時は「カメラが動く=光の反射」する様子が変わります。
お好みの具合になるように、カメラを動かしたり、ライトを動かしたり、被写体を動かしたり。
どの写真が好みでしょうか?ぜひ色々お試しください。

「写真が暗いからライトを足す」は間違い?解決方法は一つじゃない

「1灯だと写真が暗いからライトを買い足したい!」というお問い合わせもいただきます。
そんな方に、見ていただきたい1灯ライティングの例があります。

どちらも同じ環境ですが、右の画像は、カメラのISO感度を上げたときのシミュレーションです。(後処理で写真の明るさを倍にしました)

「光が当たっている場所の明るさ」だけが問題な場合、カメラ設定を見直すだけで解決することも。
まずは既存の環境で出来ることを探してから、機材をご提案するようにしています。

[番外編] 業務でしっかり使うなら、多灯に便利なDM-5が断然お薦め!

上記のように、光量的には250WsのDE-250でも必要十分。

ワンランク上の使い勝手を試したい、効率的にライティングしたい、業務でこなす撮影なら、DM-5を2灯揃える方がおすすめです。
多彩なアクセサリに対応する拡張性、専用リモコンによる利便性、500W/Sの大光量。
大型のアクセサリを活用するなら、幅4m、長さ6m、天井高3m以上の撮影スペースが望ましいです。

DM-5は中級機となりますので、1灯セットをお好みで組み合わせることで、多灯を構築していただくことが出来ます。
モノブロックストロボを3灯使った背景飛ばしの作例、ぜひご参考下さい。

※DM-5は重いため、トップライト構築のためにはしっかりしたライトブームと大型スタンドの組み合わせ、センチュリースタンドの利用が必須になります。セット品のご案内は無いので、お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせ受付中! 撮りたいイメージをお伝えください

弊社では機材導入に関するご質問を承っております。撮りたいイメージを予め検討頂き、お気軽にご連絡くださいませ。
その際、イメージを確認できる参考WEBサイトがあればスムーズなご案内が可能です。
お電話は平日10~13時、15〜18時の間、メールは24時間受け付けております。
(ご回答は翌営業日以降になります)

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